愛車のメンテナンスに取り入れたいのが、カーコーティング。最近はカーコーティング用の商品や、カーコーティングをおこなってくれる専門店も増えてきたので、ひと昔まえに比べて、だいぶ身近な存在になってきています。今回はカーコーティングに興味のある方に向けて、カーコーティングの必要性について述べていきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。
◇カーコーティングとは?
そもそもカーコーティングとは、車をコーティングするための作業のこと。ボディコーティングとも呼ばれ、フッ素やチタン・ガラス系繊維などのコーティング剤を車体に塗布する作業をさしています。ワックスに比べて耐久性があり、撥水性にも優れている特徴があります。
愛車を今よりもピカピカに磨きたい、ボディをマットに仕上げたい。そんな方にもおすすめできるメンテナンス方法です。
◇ずばり、カーコーティングの効果とは?
カーコーティングをおこなうと、次のような効果があります。
・塗装がはがれにくくなる
お気に入りの車を長時間屋外に停めていたら、いつの間にか塗装がパリパリに剥がれてしまっていた。このようなケースはよく起こるものです。車の本体にはプライマーやサーフェーサーと呼ばれる下地剤が塗られています。この上に光沢を出すためのクリア剤を塗っているのですが、紫外線の熱で接着した面が浮き出し、小さな衝撃ではがれやすくなってしまうことがあります。
カーコーティングをおこなっておくと、プライマーやクリア剤の上に、もう1つの透明な膜をはることができます。塗装の強度が上がるので、コーティング剤を塗っていないときに比べて塗装がはがれにくくなります。
・水滴焼けを防ぐ
買ったばかりの車の、中央部分を見たら小さな黒い点が付いていた。焼け焦げたような黒い丸の正体は、水滴による塗装焼けです。車のボディに雨が降り落ちると、雨粒は水滴となってへばりつきます。車の本体に付いた水滴は、虫メガネのように太陽の紫外線を集めてしまうこともあります。一定期間このまま放置しておくと、水滴の部分に熱がこもり塗装が焼け焦げてしまう場合もあります。
カーコーティングをおこなっておくと、水滴による塗装焼けを防ぐことができます。カーコーティングには車の撥水性が高くなる効果があるので、大粒の雨が降ってきても、ピカピカの車体が爽快に水をはじいてくれます。
・飛び石の被害を防ぐ
カーコーティングの効果として、車体の傷やダメージを防ぐことができるという点があります。コーティングをおこなうと車体に保護膜ができるので、小さな傷がつきにくくなるのです。細かな傷ができにくくなるので、購入したばかりの美しい状態を長い期間楽しむことができます。
なかには「安全運転を心がけているから、愛車にキズが付くことはありえない」そう思っている方もいるかもしれません。車にキズが付いてしまう原因として、よく聞かれるのが「飛び石」によるもの。砂利の混じった山道や、道路工事現場の近くの道、ぬかるんだ道を走っていると、対向車のタイヤが踏んだ石がこちらに向かって飛んでくることがあるのです。
小さな石はスピードが付くと、クルクルと回転します。飛行している間に力が強くなるので、石そのものが小さくても、車に当たったときにかなりの衝撃となる場合もあります。対向車による飛び石は、自分の運転をいくら気を付けていても防ぎようがないもの。コンビニに立ち寄った際に、見慣れない傷を見つけて肩を落とすこともあります。
飛び石による傷を防いでくれるのも、カーコーティングの効果。小まめにお手入れをしておくと、遠方に旅行に行ったときでも穏やかなドライブが楽しめます。
・悪質ないたずらに備えられる
最近増えているのが、不審者による車へのいたずらです。深夜や早朝などにガレージに侵入し、カギやカッターなどで傷をつけるという、何とも不愉快な出来事が日本全国で多発しています。ガレージのセキュリティを強化する、周囲に防犯カメラを設置する、点灯式のライトを取り付けるなど…悪質ないたずらを未然に防ぐ方法はたくさんあります。
いくつかの方法と同時に試しておきたいのが、カーコーティングをおこなっておく方法です。すべてのケースに備えられる訳ではありませんが、事前にコーティングをしておくことによって、車全体の強度を高めておくことができます。何も塗っていない素の塗装に比べて、はるかに「傷のつきにくいボディ」になるので、まさかのいたずらにも備えておくことができます。
不意うちのように訪れる、悪質な車の被害。自分の子供のように可愛がっていた大切な愛車が、最悪の状態にならないように、必要最低限の作業はおこなっておくことがオススメです。
・見違えるようなツヤが手に入る
車の価値はツヤツヤ、ピカピカの度合いで決まります。どんなに有名な高級車でも、ツヤのまったく無い車はしなびてくすんで見えるものです。反対に安く購入した車であっても、丁寧にお手入れしてあげると、ツヤツヤ元気なボディに生まれ変わってくれます。
車のエネルギッシュさ・元気さを決定づけてくれるのが、カーコーティングです。カーコーティングをおこなうと、くすんだ色味から明るい色味へ変身してくれます。塗装屋さんにお願いしたように、ピカピカのボディに生まれ変わるので、お手頃価格で新車気分を味わうことができます。
街を走っていても、思わず目が留まる車というのは、勢いのある車です。勢いのある車は、ずばりピカピカに光っている車。カーコーティングには車に命を吹き込んでくれる効果があります。
・ゲリラ豪雨に立ち向かえる
さっきまでよく晴れていたのに、突然カミナリが鳴って大雨が降りだしてきてしまった…。温暖化の影響もあり、数十年前の気候にくらべて、日本のお天気も大きく変わってきています。
一度に大量の雨水が降り注ぐと、車のボディに水しぶきがつきパーツが錆びてしまう原因になることもあります。茶色やオレンジ色に変色していく錆びは、決して見ていて気持ちが良いものではありません。そのまま放っておくと、車内部の部品に影響を与えてしまうケースもあります。
カーコーティングをおこなっておくと、ボディの撥水性がとてもよくなります。雨粒をさらさらと地面に落としてくれるので、車体に水がたまりにくくなります。金属が錆びてしまうのは、その大部分が水滴によるもの。安価なカーコーティングを済ませておくと、錆び落としを専門業者に頼むコストと手間を省くことができます。
・洗車後がラクになる
週に1回の愛車のお手入れ。自宅の前にバケツとホース・ブラシを用意し、思いのままにゴシゴシと洗っている方も多いのではないでしょうか。ホームメンテナンスの1つである洗車作業ですが「洗う作業は楽しいけれども、拭くのがわずらわしい」という声もよく聞かれるものです。
こんなときに活用したいのが、カーコーティングです。カーコーティングの施工をしておくと、車体の水はけがとても良くなります。ジャージャーと流れた水があちこちに飛び散らず、1滴の大きな球になって下に流れていくので、断然ふき取りがラクになります。
水滴の跡が車体に残らないので、愛車を洗ったあともすっきりサラサラ。ガソリンスタンドで洗ったかのようなキレイさを保つことができます。
◇まとめ
カーコーティングの効果についてお届けしました。やらないよりも、やった方が得をするカーコーティング。ぜひあなたも愛車のお手入れに加えてみてください。
埼玉県のカーコーティング専門店|足立区のカーコーティング専門店
愛車のガラスコーティングの効果を出すコツ
愛車を少しでも長く運転したい時はガラスコーティングをするとピカピカになり、DIYは自分自身でやり方を決めることができます。コーティングは業者に依頼すると料金が高くなることだけでなく、預ける時間が長くなるため困るものです。DIYは体を動かして様々なことに挑戦でき、ガラスコーティングは丸一日あれば作業を完了できます。
ガラスコーティングを自分でする時はコーティング剤を購入し、ケミカルと道具を使って下地処理をしてムラなく塗って乾燥させると完了します。作業は慣れるまで面倒になるものですが、かかる費用を大幅に減らせるため挑戦すると勉強になるため良いものです。
愛車のガラスコーティングの効果は業者に依頼せずに満足できる仕上がりにすることで、経験を通してやるべき工程をスムーズにできるようになると高くなります。コーティング剤はガラスの割合が低いと思うようにピカピカにならないため、安物ではなく持続時間を重視して選ぶことが大事です。
水が滑り落ちるのでウォータースポットができづらくなる効果
ガラスコーティング剤には、水が流れ落ちる効果があります。雨水をふき取るのを楽にしたい時には、親水性のガラスコーティング剤を使ってあげると良いでしょう。
親水性のコーティング剤を使ってみると、雨が膜のような状態になります。よく撥水性のガラスコーティング剤と比較されますが、水玉になる訳ではありません。水玉というより、雨水が車体表面を覆っているような状態になります。
その膜のような状態になった雨水は、徐々に重力で車から流れ落ちてくれるのです。それだけに、塗装にウォータースポットもできづらくなります。
撥水コーティングですと、丸くなった雨水がレンズのような役割を果たして、塗装にダメージが加わってしまうのです。それは、ウォータースポットの原因になります。
しかし親水性のガラスコーティング剤なら、レンズのような状態にはなりません。雨水が車体から滑り落ちるようなイメージなので、塗装にはダメージが生じづらいです。
まして雨水が滑り落ちてくれれば、洗車も楽になるでしょう。ですから雨水が気になる時は、親水性のガラスコーティング剤がおすすめです。
ガラスコーティングの効果の持続期間は洗車次第
ガラスコーティングの効果は、主に車の保護です。コーティングしておけば塗装に傷が付きづらくなりますし、汚れも付着しづらくなります。
そしてガラスコーティングは、効果が続く期間も特徴的なのです。コーティング剤には、他にも色々な種類があります。ポリマーやフッ素などのコーティング剤がありますが、ポリマーなどはあまり長持ちしません。せいぜい数ヶ月ぐらいしか効果が発揮されませんので、ややお手入れが大変です。それに対してガラスコーティング剤なら、3年ぐらいは効果が続く傾向があります。お手入れの頻度も少なく済みます。
ただしその年数も、ガラスコーティングした後の洗車次第です。よく誤解されていますが、ガラスコーティングした後に洗車不要になる訳ではありません。洗車は必要です。
車の塗装の層が1つ増える効果
洗車してあげれば、ガラスコーティングで防げきれなかった汚れも取り除けますし、何よりも耐用年数が長くなるのです。丁寧に洗車してあげると、1年ぐらい引き伸ばる事もあります。基本的には、1ヶ月に4回ぐらいの洗車がおすすめです。車の塗装は、実は数層構造になっています。一番下はボディパネルになっていて、防錆や下塗りなど多彩な塗料が使われているのです。たいてい一番上側は、クリア塗料が塗られています。
ところで新車を買ったばかりの方々は、しばしばガラスコーティング剤を使っています。ガラスコーティング剤には、車の表面を保護してくれる役割があるからです。
なぜ保護してくれるかというと、上述の層が1つ増えるからです。ガラスコーティング剤は、バリア層のような役割を果たしてくれます。クリア塗料の上に、更に層が1つ増加するようなイメージです。
そもそも、なぜ車の塗料が数層構造になっているかというと、一番下側のボディパネルへのダメージを防ぎたいからです。ボディパネルが露出されていると、車はあまり長持ちしません。それを保護する為に、わざわざ複数種類の塗料が使われているのです。
しかしガラスコーティング剤には、層を1つ増加してくれる効果があります。それだけボディパネルが痛みづらくなる訳です。