ガラスコーティングとセラミックコーティングの違いや特徴について

ここ数年、車を簡単なお手入れできれいに保つ事ができるとして、カーコーティングが人気を集めています。新車購入時には必ずといっていいほど勧められるディーラーオプションのひとつでもあるくらいです。そんなカーコーティングですが、様々な種類があるために、どれを選べばいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。そこで今回は、カーコーティングの中でも人気を集めるガラスコーティングとセラミックコーティングの違いや特徴についてご紹介したいと思います。
カーコーティングについて
そもそも車に施すコーティングとは、黒や白、シルバー色などといった塗装面の上に保護皮膜を形成することを言います。そしてコーティングの種類は、ワックスといった油脂系コーティングをはじめ、樹脂系コーティングのポリマーコーティングやガラス、ガラス系コーティングといった様々な種類が存在します。そしてコーティングを施した車は、 塗装面を傷や汚れから守ってくれたり、汚れが落ちやすくなる、ボディーのツヤや光沢が出る、などといった車を綺麗に保つ効果があります。
ガラスコーティングについて
カーコーティングの中でも、人気を集めているのがガラスコーティングになります。ガラスコーティングとは、名前のとおりガラス繊維が入った素材を用いており、そのガラス質の被膜で形成された塗装表面は、酸化やキズ、鳥のフンなどから塗装面を守ってくれたり、コーティング自体の強度が高い事からも、その効果が長持ちするといった特徴があります。
日常のお手入れが簡単
ガラスコーティングは、親水性かつ疎水性といった特徴があります。そのために、ホコリや砂、油分を含んだ汚れなども水洗いで簡単に落とすことが出来ますので、毎回ワックスをかける必要がありません。しかも表面硬度が高い事からも、スクラッチによるダメージも防いでくれたり、一度施工する事で日常のお手入れは、水で流すだけといった簡単な手入れで済みます。
セラミックコーティングについて
セラミックコーティングは、セラミック成分主体の薄い膜を用いるコーティングとなり、ガラスコーティング同様に高い硬度が特徴です。そのため、傷に強い事や従来のポリマーコーティングに比べて持続期間は3年以上と長い事など、高撥水・高耐久性に優れたコーティングです。また、最近では最先端技術を駆使したコーティングも登場しており、価格もガラスコーティングに比べてお値打ちな傾向にあります。
普段のお手入れ方法について
ガラスコーティングやセラミックコーティングされた車の普段のお手入れ方法としては、水洗い洗車が基本となります。まずは、たっぷりの水で車全体を濡らし、その後に水を含ませた洗車用スポンジで優しく撫でるようにボディーをこすりながら洗う事で、汚れを落とす事ができます。そして再度水をかけて汚れを洗い流した後に、吸水性に優れたセーム皮やマイクロファイバークロスなどを使って水分をふき取れば洗車は完了です。この様に、1回の洗車に掛かる時間は非常に少なくて済むの事もガラスコーティングやセラミックコーティングのメリットといえます。
気になる効果の持続期間について
ガラスコーティングとセラミックコーティングの効果は、車の保管の状況やメンテナンス具合によっても異なりますが、一般的には定期的なメンテナンスを行う事で3年から5年程度は持続するといわれています。なお、定期的なメンテナンスに関しては、メンテナンスキットを購入して自身で行う方法や、専門業者へ依頼する方法があります。
ガラスコーティングとセラミックコーティングは、いずれも効果の持続期間が長く、普段のお手入れが簡単ですので、大切な愛車をいつまでも綺麗に保ちたい方におすすめな方法といえます。